昨日、Foodstownで買ってきた朝食をさっさとすませ、ホテルを出てブリトマートから路線バスへ乗り込む。昨日のAir Busの中で会った男性が一押しで勧めてくれたケリー・タールトンズ南極探検&アンダーウオーター・ワールド(Kelly Tarlton's Antarctic Encounter & Underwater World)へ行ってみることに。その名の通り、南極押しの水族館ですな。
中に入るとガラス越しにキングペンギン(King Penguin)とジェンツーペンギン(Gentoo Penguin)が!! 更に先へ進むと、Snowcatという乗り物に乗ってさっき見えたペンギンの近くをぐるっと回ることが出来る。何か今回の旅行は本当にペンギンづくしだなぁ(*´Д`)
その先にはトンネル形式の水槽があり、動く歩道に乗って頭上の魚たちを眺めたりすることが出来る。これが結構すごい。日本の水族館にもこの手の水槽はいくつかあるけど、距離は長いし動く歩道はあるしで全く引けを取らないと思う。
その他にも南極探検家のロバート・スコット(Robert Falcon Scott)に関する展示とか、アニメ映画のサーフズ・アップ(Surf's up)押しの展示だったりとかがあったりして、思いの外楽しめる施設でしたな。
ケリー・タールトンズを出て、ミッション・ベイの方へ歩いて行ってみることに。この日はとても天気がよく、対岸にオークランドの街並みが見える海沿いの道を歩いていてとても気持ちいい。ジョギングをしている人もたくさんいた。
ミッション・ベイには小さな砂浜があり、波打ち際や併設された公園の噴水で水遊びをしている家族連れが多く見受けられた。残念ながら水着ギャルの姿は(ry
このあたりは高級住宅街なのか、いかにも高級そうなマンションが通り沿いに並んでいたりする。そして少し先へ行ったところにカフェやレストランなどが軒を連ねていた。昼食にはまだ早い時間だったので、何か軽いものを食べようと思い、MöVENPICKでメープルとクルミのアイスクリームを購入。クルミの歯ごたえとメープルシロップのほのかな甘さのバランスが非常によかったです。
オークランドにはリンク(The Link Bus)と呼ばれる巡回バスが走っていて、$1.60で巡回先のバス停なら好きなところで降りることが出来る。ブリトマートに戻り、今度はこのリンクに乗ってニューマーケット(New Market)を目指すことに。目的地はライオンレッド醸造所(Lion Red Brewery)。
醸造所の真横にあるバス停でバスを降り、ビジター用の入り口らしきものを発見。…が、閉まっていてひっそりとしている。貼ってある案内を読んでみると、日曜日はツアーは休みとのこと…orz うーむ、ショック。
仕方ないので、ふらふらとニューマーケットの街中を散策。街中に日本や中国などのアジア食材をあつかった市場があるせいか、アジア料理のお店が結構多く並んでいる。オークランドの中心地でも結構お店は見たけれど、ここはそれ以上に集中して店が並んでいる気がする。ただ、あまり気になるような場所がなかったので、何も食べずにまたリンクに乗って戻ることに。戻ってからバーガーキングで軽く昼食をすます。ぶー
さて実は、今回の旅行の大きな目的がペンギン以外にもう一つあったりするのです。それはニュージーランド競馬の観戦。
日本人がニュージーランド競馬と聞いて真っ先に思いつくのは、1989年のジャパンカップでオグリキャップと2'22"2の世界レコードの死闘を演じたホーリックス(Horlicks)でしょう。今回、ホーリックスにも会いに行きたかったけど、どこの牧場にいるのか調べても分からなかったのでそれは断念。
その代わり、オークランドの南東のエラズリー(Ellerslie)に競馬場があり、ちょうど27日にKaraka Millionという2歳馬の重賞競走が開催されるとのことで是非行ってみることに。時期的なものを考えると、日本でいう新潟2歳ステークスみたいな感じなのかな? ニュージーランドの競馬は日本と違い、毎日、毎週開催しているわけではないので、うまく開催日と重なったのはラッキーだったかも。
昨日ホテルのフロントのKさんから、エラズリーまで電車で一本で行けるという話を聞いていたので、ブリトマート駅へ向かう。
…が、駅の1階のチケット売り場で切符を買おうとしたところ「バスで行け」といわれてしまう。何かを伝えているようだけど、やっぱりよく分からない。ふと地下のプラットホームに降りる階段の手前に案内板が置いてあって読んでみると、2,3日ほど電車がストップすることになり、代替バスが出ているのでそっちに乗れというような事が書いてあった。理由は書いていないので分からなかったが、ストか故障か何かだろうか。うーん…
電車の路線に沿ったとおりにバスは走るとのことだったので、取りあえずエラズリーまで行ってみることにする。
エラズリー駅の近くの臨時バス停で降り、そこから住宅地を抜けてエラズリー競馬場を目指す。手持ちの地図があまり詳細ではなかったのでイマイチ道順に自信がなかったけど、直感で進んだ道があっていて、どうにか到着。
# 帰国してから地図で確認したら、実はエラズリー駅より一つ前のグリーンレーン駅(Greenlane)の方が近いみたい…
入場料は$10、そして$3のレーシングプログラムとマークシート用のペンを$1で購入。
スタンドは結構こぢんまりとしていて、地方競馬場のような雰囲気。コース自体も決して広いという訳ではなさそう。ただ、青々と茂った芝コースが結構綺麗で、スタンドからコースまでの距離も近く、結構迫力のあるレースが見られそう。
スタンドの建物は2つ建っていて、片方はオーナーっぽい人たちとかセレブな感じの人たちが集まっている。もう一方は家族連れののんびりした雰囲気で競馬を楽しんでいる人たちが集まっていた。
購入したレーシングプログラムを見ていると、なにやらヤマニンバイタルとかサクラシーキングとか、日本で走っていた馬の名前が種牡馬のところに… ニュージーランドで種牡馬やっていたんですね。知らなかった…
そして日本でもおなじみの女性ジョッキー、リサ・クロップ(Lisa Cropp)の名前も発見。この日開催される6レースすべてに騎乗しているし、トップハンデ馬にも乗っているので、女性とはいえニュージーランド競馬のトップジョッキーであることが窺い知れますな。
パドックは日本と違ってかなりのんびりした感じ。みんなが同じ方向を向いて歩く日本のパドックと違って、勝手気ままに歩いている。馬を引いている厩務員(?)もジュースを飲みながらだし、全く緊張感がないもんだなぁと思ってしまった。
パドックから馬までの距離も非常に近い。誘導馬が観客席の方へ向いて、子供達に触らせていたりするのが印象的。日本では絶対あり得ないよなぁ。パドックからコースへ出る通路も、観客が通る通路に柵を立てただけの簡易的なもの。手を伸ばせば、これからレースに向かう馬に触ることができてしまいそう。
さて実際に馬券を買ってみることに。マークシートは何種類かあるが、取りあえず簡単に買えそうな単勝(Win)を手始めに購入することに。窓口のオネーサンに買い方を教わる。
まず一番上の「MEETING」と書かれた欄。これは開催場所を表す番号のようで、今回エラズリーで開催されるレースは「Meeting2」となっているようだ。他場のレースの場合、この番号が変わるみたい。この番号はレーシングプログラムに書いてある。面白いと思ったのが、香港競馬の馬券も購入することが出来るみたい。ただ、レーシングプログラムにMEETING番号と出走馬は書いてあるものの、あまり馬の情報が書いていなかったので、さすがに購入は見送ることに。
「BET UNIT $」の欄は、1点あたりいくら賭けるか。最低金額は$1。50¢はTrifecta(三連単)とTreble(三重勝)のみ。
その下の「%BETTING」にマークすると、上の欄が1点あたりではなく総額の掛け金になる… のかな? 使わなかったので不明。
「POOL」は馬券の種類。Win(単勝)、Place(複勝)、Each Way(単複セット?)、Quinella(馬連)、Final Field FOB(???)、Double(二重勝?)、Trifecta(三連単)、Treble(三重勝)などを選択。RBって何だろう? 別の種類のマークシートにはPICK6とかMULTIとかPOKERなんていうのもある。
そして、レースと馬番をマーク。単勝馬券を複数買う場合、一列に複数マークすることも出来る。
さて、これで馬券を購入することは出来るようになった。マークシートをチェックし窓口に出すと、プリントアウトされた馬券が渡される。JRAの馬券のようなカード式ではなく、レシートのような薄っぺらい紙。
レースの予想のファクターはレープロ頼りで。一応近走の成績も書いてあるので、距離適正とか調子とかは読み取れそう。パドックは… どうせ見ても分からないのであまり積極的は行かなかったなw 面白いと思ったのが枠順。どうもトップハンデから順番に並んでいるよう。なので、成績重視の予想をすると内枠の馬がどうしてもよく見えてしまう。
さて、1レースからメインまで5レースの馬券を購入したわけだけど… 日本でも予想が当たらないのに、全く馬を知らない海外で当然的中するわけもなくorz ちなみにKaraka Millionを勝ったのはVincent ManganoというNo Excuse Needed産駒の馬でした。
ニュージーランドの競馬は、観客がとても暖かいなぁという印象。あまり鉄火場という雰囲気はなく、家族連れでのんびりと競馬観戦を楽しむ感じ。馬券が外れても、勝った馬への賞賛はみんなするし、近所の身近な娯楽という位置づけなのかもしれないなぁと思ったのでした。
バスに乗ってホテルへ戻る。夕食をどうしようかと迷ったけど、ちょっと日本食っぽいものが食べたいと思い、麺達(Mentatz)というラーメン屋へ行ってみることに。海外で日本食が恋しくなることってめったにないんだけど、何故かこの日は無性に食べたくなってしまった。
醤油ラーメンを注文。味の方はとってもシンプルであっさりしている無難。まあさすがに日本のラーメン屋のクォリティは期待できないけど、海外でラーメンがどういうものか現地の人に食べてもらうとしたらこういう味になるだろうな、という感じか。
そして、ここのレジのオネーチャンも日本人。まあラーメン屋だしね。
AD:
Recent Comments